2012年10月6日土曜日

ルアンパバーンでの最初の出会い

◆Luang Prabangに住む人の優しさに助けられた

こないだ、ラオスのルアンパバーンを旅して来た。
本当はラオス人の友人と会おうと思ったのだけど、予定が合わず会えなかった。

ちょっと友人をアテにしていたところもあり、日程はノープラン。
奇跡的な出会いのおかげでノープランだった旅は【素敵な旅】に変わった。

Wat Mai(マイ寺院)(ルアンパバーン)
Wat Mai(マイ寺院)にて。
全行程で、奇跡というしかない連鎖的な出会い。

それが僕の世界を広げてくれた。

これは本当に偶然なんだけど、とても嬉しいことだ。

そして何より、ルアンパバーンという土地、人びとがとても正直で親切と感じた。

僕が体験したこと、感じたことが今後のルアンパバーンに行く人の役に立てればと思って、「happylifepursuer」というBloggerを始めてみる。
このブログにタイトルに意味はない。今回感じた言葉を並べただけだ。

僕が経験した奇跡の旅の詳しいことは少しずつ書いていく。
少しずつだけど、僕の記憶がとても鮮明に残っているうちに書ききりたい。

◆ルアンパバーンでの最初の出会い:アイルランド人バックパッカー

成田空港からハノイのノイバイ空港経由で、ラオスのルアンパバーンに到着した。
時間は夜の19:20ごろ。
僕はルアンパバーン空港の小さな待合室で入国検査のための紙に記入をしていた。
海外旅行の経験が浅くため、記入方法が分からず「地球の歩き方」を見ながら記入していたらアイルランド人のバックパッカーから声を掛けられた。



英語も得意じゃないので聞き取れなかったのだが、「安いゲストハウスの情報を教えてくれ」ということは分かった。
僕が持っていた「地球の歩き方」は日本語だったので、英単語を並べただけの会話で彼に情報を伝えた。
伝えきる前に時間がかかりすぎてしまったため、空港の係員に「とりあえず入国しろよ」的な感じで声をかけられた。
しょうがないので、彼に入国検査が終わった後で再度落ち合うことに。

入国後、小さい空港のはずなのに、アイルランド人の彼と落ち合うことができない。

トイレに入って行ったのは見かけていたのだが、会えないまま空港の営業時間が来てしまい、追い出されるように建物の外に出た。

なんとか彼にゲストハウスの情報を渡したかったのだが、ついにはタクシーチケット売り場も撤収。(どうも最終便だったみたい。)

◆ラオスの人は優しい、あったかい人だった

僕はホテル付きのツアーチケットで来ていたので、ホテルまではタクシーと日本語の話せるガイドさんがついていたが、彼はバックパッカーだ。
心配になってガイドさんに頼んで待っていてもらい、彼をなんとか探し出した。
彼はタクシーが終わったことに呆然としていた。
なんだか放っとけなかった。

ガイドさんに事情を説明し、ゲストハウスまで彼を乗り合いさせてもらうように交渉。
ガイドさんは渋りながらも「私の友達がゲストハウスで働いています。そこまで彼も一緒に乗って行って。紹介します。」と言ってくれた。
ラオス人の優しさに初めて触れたのはこの時だった。

もしかするとバックパッカーだったから慣れっこで、僕の行動は只のおせっかいだったかもしれない。結局、彼にそのことを聞くことはなかったけれど。
初めてきた異国の地で、なんの情報も得られないままだったら、どうだっただろう。
もしいつの日か彼に会うことがあれば、聞いてみたいものだ。

彼がゲストハウスに紹介されているのを見て僕は自分のホテルに向かった。
ガイドさんにすごく感謝した。
なんたって「地球の歩き方」に乗っていない情報を提供してくれて、紹介までしてくれたのだから。
これってすごいことだなぁと感じた。

このときはまだ、奇跡の旅になることは知らず、「いきなりのイベントだったなぁ」くらいに思い、ホテルのベッドで眠りについていた。